日時:8月11日(土) 20時~23時(予定)
開催方法:Skypeを利用してグループ音声にて開催(予定)
題:鐘鳴く 「7月14日に『今日の未言(診断メーカー)』にて決定」
参加方法:募集は締め切りました。
こちらは、歌会の中で「雨果つ」について参加者で語り、分かってきた特徴です。
*鐘鳴くについて*
・何かが塒に帰るという動作よりも、みんなが塒に帰る時刻に焦点がある。
・具体的には、夕方から宵の口くらい。
・そもそも、五時に鳴る寺の鐘がイメージなので、それに近い感じのやつ。
・塒に帰るという意味から、動物もしくは動く無生物(乗り物とか)にしか使えない。
・特に主語がない時は、カラスが主語。カラスが鐘鳴く、が基本形。
・カラス以外が鐘鳴く時は、主語をつけよう。
・伸びのある鳴き声に使う。
・雑音、ノイジィな音で、夕方の音の中でも良く響く音に使える。
・鐘鳴くは「環境音」。
・自動詞なので、主体に向けて意識的に帰らせようという声は、鐘鳴くに当たらない。聞いていて、主体が自然と帰ろうという気分にさせるものが、鐘鳴く。
・遠くからどこからともなく聞こえる。
・鐘鳴くもの:カラス、雁、カエル、犬、知らないどこかのお母さん。
・鐘鳴かないもの:猫、蜩、自分のお母さん、お父さん(だって黙って手を引っ張って帰るもん)
・その音を聞いて、「あ、帰ろう」って急かされる感じのするものが鐘鳴く。
・人間の気配や町の雑多な気配が伴う。
・夕方の音を全般を持ってくると楽しいかも。ピアノ、調理音、商店街の客寄せ、豆腐屋さんのラッパとか。
・内容はほのぼのとした日常的だけど、音や漢字から怪奇的な雰囲気がある。
・ホラーな詠草も各自で候補に上がっていた。
・鐘は無機物なので、本来は「鳴る」もの。なのに、生物に使う「鳴く」がくっついているので、付喪神のような印象がある。
・鐘の字があるから重いイメージがある。鈴とかと比べると鐘の方が重いよね。
・なお、未言屋店主は、「鐘鳴く」に怪奇イメージを全く持ってなかった。え、みんな鐘鳴くをそんな怪しいものだと思ってらしたのね。
・朝に鳴いてるカラスの気だるい声も、また違う未言になりそう。